スナブログ

何モナイ…ガ、ソコニアル。イナカグラシノ日々。

タダのOSよりも高いものナシ

全国1億8千万人のMacユーザーの皆さん、こんばんわ。

今日は、期待の新人OS『マーヴェリックス』さんが、思いのほか残念だった件について、グチグチ書きたいと思います。

 

ワタクシ愛用のMacBook Proも、だいぶ年期が入ってきまして、そろそろNew Macを新調したい今日この頃なのですが、クルマを持つ生活が始まってそれもママならなくなりました。

それならば、せめてOSくらいはアップデートしたいと日頃から考えているわけです。

元々インストールされていたOSはヴァージョン10.5/通称「レパード」っちゅー、それなりに使いやすいOSでありました。

パソコン購入から数年後(翌年だったかな?)、早々に新しいOSがリリースされ、当時としては破格の3,000円OSとして話題を呼びました。そんなに安いなら新しいOSの方がイイに決まってんべ!と、早速インストールしてみたのが、ヴァージョン10.6/通称「スノーレパード」というOSでした。処理速度が早くなるだの機能が増えるだの、謳い文句に騙されてインストールしてみたものの、レパードとの相違点はそれほど見られずポカーンとしたのを覚えています。それどころかこのOSには致命的な欠陥があり、ポカーンからガッカリへとテンションダウンしてしまいました。

デスクトップ上で、どんなにキレイにアイコンを並べて整理しても、再起動しただけですべて右端へ片付けられてしまうのです!

正確に言うと、デスクトップ上に『ぱ』とか『ド』とか濁音・半濁音のついたファイルやフォルダを生成すると、次回の起動時にデスクトップアイコンが一斉に右にナラエ!してしまうという、ワケの分からないバグなのですが…。

およそ信じ難いこのバグは、長年Macを使って来たワタクシを大いに落胆させるものでした。

“自分が決めたしかるべき場所に、しかるべきフォルダーを置きたい”という気持ちは、Windowsユーザーでも分かってもらえるでしょう?…もらえない?

自分好みのデスクトップを作り上げていける所こそ、Macがファンの心を掴んで止まない理由のはずなのに、そんなユーザーの気持ちを「スノーレパード」の奴は、冷たく突き放しやがるわけです。

『雪豹』だけに。

この非情な仕様を何とか改善できないかと色々と調べてみましたが、結局有効な解決策は見つからず、最終的にはAppleはこのバグについて、Ver.10.6での改善を検討していないらしい」というショッキングな記事を見つけたところで、諦めの境地に至ることになりました。

 それから数年間、デスクトップのアイコンをキレイに並べるという長年の習慣を断ち切り、悶々とした日々を過ごしてきました。最近では、Macを起動した時にドドッとアイコンが右に寄っていようが、もう心動かされることも無く、「はい、はい…」と心の中でつぶやきながらアイコンを左に寄せ直すようになってしまいました。

…そう、ボクの心はすっかり凍てついてしまったのです!

 『雪豹』のせいで。

 

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 そんな心境の中、今年暮れに登場した最新OS、ヴァージョン10.9/通称『マーベリックスが目に止まりました。

 Mac OSが「X(テン)」になって以来シリーズ化されてきた “ネコ科のコードネーム” から脱却したことからも、何となく新時代の到来を予見させるOSであることが伺えます。

でも、どうせお高いんでしょ?…なんて思ってよく見ると、なんと【無料】と書いてあるではありませんか!年々値下がりしていたOS価格も、とうとうプライスレスの時代がやって来た!無情にもデスクトップを片付けられてしまう苦悩の日々から、ついに解放される時が来た!そう思ったワタクシは、それでも慎重にネットでユーザーレビューなどを吟味しながらも、この最新OSに乗り換える決断を下したわけであります。

 

 今思えば、1回目のインストールでエラーが出た時に、踏みとどまるべきだったのかもしれません…。

リトライして約1時間ほど、ひとまずインストールは完了したのですが、再起動したMacを見つめていると、どうしようもない不安がこみ上げてくる画面が映し出されたのです。

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…お分かりいただけるでしょうか? 

起動画面からデスクトップへ移る直前、画面の中央にあった“ リンゴマーク ”

ガクッと落ちたのです!

何コレ!? 万有引力の発見!?

 

 

呆気に取られるのもつかの間、次に映し出されたデスクトップ画面がコチラです。

 

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まさに新時代の到来を告げるビッグウエーブ!

アイコンが右に寄るどころか、

アイコンがひとつも見当たりません!!

 

暫し呆然としましたが、コンピューターがフリーズしているわけでもなく、外部モニターへ繋ぐHDMIケーブルを引っこ抜くと、アイコンが表示されました。色々とやってみましたが、どうやら今回は外部モニターとデスクトップの関係性に致命的な欠陥があるようです。

 

…何だかなぁ…。 

「大きな力をデスクトップに」って、ボクに対する当てつけですか?Apple

さん。

 

辟易しながらも、細かい設定等を調整していると、もうひとつ気になる事が出て来ました。Finder設定で、“フォルダを新規ウインドウではなくタブで開く”のチェックを外しているにも関わらず、フォルダがタブで開いてしまう、というバグです。

古くはMac OX 8の頃から、新規ウインドウ形式に慣れ親しんだ身としては、アイコン強制整列バグよりも、こっちのバグの方がストレスが溜まりそうです。

本当に勘弁して欲しいです。

前バージョンまでは設定の書き方自体が“フォルダを新規ウインドウで開く”というチェックボックスだったのに、何でわざわざ項目を反転させたのでしょうか?

何か余計な変更を加えたことで挙動がおかしくなっている印象を受けますね。

 

 

期待を込めて導入した最新OSによって、アイコンが勝手に右に寄るという、長年悩まされて来たバグからは解放されましたが、その他に失うものが多過ぎる…。

1歩進んで3歩さがる…しまいには水前寺清子先生も怒りだしますよ、ホントに…。

 

いや、6年落ちぐらいの古いパソコンに最新のOSを入れようとしているのが、そもそも無茶な事だってのは自分でも分かってますよ…。そりゃぁね…。

 

ああ…増々新しいパソコンが欲しくなってきちゃった。

…もしかしてこれはAppleの罠なのかな…?