マクラーレン新開工場が再稼働する日
自分でも忘れかけていましたが、ディアゴスティーニの1/8 F1模型『マクラーレンMP4/4』の組み立て作業が、ここ2ヶ月ほど滞っておりました。
と言うのも、何を隠そう最終号の恒例行事 “デカール貼り” に見事に失敗したため、新しいデカールを取り寄せていたからなんですな~。
最初の1枚を貼ってる時にグシャっとなってしまい、修復不可能な状態に…。もうテンション下がりまくりだったのですが何とか気を持ち直し、部品を取り寄せようとホームページを見るも、最終号だけパーツ販売がない状態。ますますモヤモヤしながらも、いつ販売されるのかメールで問い合わせをしてみたわけです。…もちろん紳士的にね。
数日後返信されたメールを読むと、何と今回も替えのパーツ(デカールのみ)を無償で提供してくれるという神対応ぶり! 『そんなつもりじゃなかったのにな~でへへ』なんて思いながらも、メールも送ってみるもんだな~と感じていたのですが、最終号の再販パーツは生産が追いついてないとのことで、しばらく待たされることになったというわけ。
そして先日、模型のことなどすっかり忘れかけていた頃に、新デカールが送られてきたのであります。
今度は、強くこすらないように、最新の注意を払いながら、苦行への再挑戦が始まりました。
予備があるとはいえ、気は抜けない…。
もう本当に丁寧に丁寧に、慎重に慎重に作業を進め、貼ってみた結果が…
Ahhhhhhhhhhhh!!
結局うまく貼れないという地獄絵図。もう、才能ないわ自分…。
残されたチャンスはもう少ない。同じ様にやっても絶対うまく貼れる気がしないのです。かなり絶望的な気分になりながらも、ふと今回デカールと一緒に送られて来たお手紙が目にとまった。
『さらに確実に貼る方法』なんてやり方が書いてある。
初めっから最終号に書いとけよ!と思いつつも、書いてある通りにドライヤーを使って丁寧に貼る方法を試してみる。
貼れた! う~ん、でもちょっと惜しい。
さすがにパーツの継ぎ目のところは途切れてしまいました。それでも最初に比べたら、上出来な仕上がりですよ。あとは途切れたところを黒塗料で修正しました。
あ~もう、1枚貼るのもひと苦労だよ!
そんなこんなで、残り3カ所のデカールも “ドライヤー作戦” により、なんとか貼りきることができました。フゥーーーーーッ!
結局4カ所すべて1回ずつ失敗したので、再デカールまで全て使い切るギリギリの攻防となりました。
…もう、ホントに疲れた…。
前作『MP4-23』と比べると、今回はデカールの数も圧倒的に少ないんだけど、難易度は格段に高かった気がします。1つの絵柄がデカイので、定着が難しいんでしょうか? ディアゴスティーニの対応ぶりから推測してみても、失敗した人が多かったんじゃないかと思われます。
それにしても、今回のメインカウル以外の箇所は、ロゴ等はあらかじめプリントされていたのに、どうしてここだけユーザーに貼らせようとするんでしょうか。今回に限っては、“頼むから最初からプリントしといてくれよっ!”と切に願うばかりでした。
ホントに神経すり減った…。
さて、デカール地獄を乗り越えて、マシン作りもいよいよ佳境に入ってまいりました。
最終号を前に “ホンダ・エンジン” も組み上がり、テンションも若干アップ⤴︎
主要部分をダイキャストで作り、ズッシリとした量感まで再現しようとしたところが、ディアゴスティーニのこだわりなのかな?
例のごとく、本体に組み付けるともう細かいところは覗けなくなるだろうから、今が見納めです。
そして、かなり前に完成していたリアセクション・ギアボックスとエンジンを連結。
ほらやっぱり! 細かく作り込んだ “こだわりのクラッチディスク” には、もう二度とお目にかかれません!
何の為に中までスミ入れしたんだ~?と言いたくなるような、複雑な気分…。
リア・セクションが完成!
ホントは、パイプをつないだりするのが相変わらず “無理ゲー” だったりしたけど、書き出すときりがないから、もういいや…。
それでも、最終型が見えて来るとテンションも上がってきますなぁ。
完成まであと少し。うまくカタチになるとイイけど…。(もはや、渇望…)